ピロリ菌外来について

当院では、ヘリコバクターピロリ菌の検査および除菌治療を積極的に行っております。

ピロリ菌は胃の中に生息する細菌で、慢性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、さらには胃がんの大きなリスク因子として知られています。現在、その除菌が標準治療となっております。

ピロリ菌は主に幼少期に感染すると考えられており、一度感染すると自然に消えることはほとんどありません。そのため、適切な検査と除菌治療が非常に重要です。

ピロリ菌とは?

ピロリ菌とは?

ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ菌)は、胃の粘膜に生息する細菌です。この細菌が胃に慢性的な炎症を引き起こし、胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの原因となることが分かっています。

こんな症状やお悩みはありませんか?

以下の項目に当てはまる方は、ぜひ一度ご相談ください。

  • 胃の不快感や胃もたれがある
  • 健康診断で「慢性胃炎」「萎縮性胃炎」「ピロリ菌感染の疑い」と指摘された
  • 胃カメラで異常を指摘された
  • ご家族に胃がんの方がいる
  • 特に症状はないが、とりあえず心配な方

ピロリ菌の検査について

当院では、患者さんの症状やご希望に応じて、最適な検査法を選択いたします。

  • 血液検査
  • 尿検査
  • 便検査
  • 呼気検査
  • 胃内視鏡検査(胃カメラ)

ピロリ菌の除菌治療について

検査の結果、ピロリ菌が陽性と診断された場合は、保険適用の除菌治療を行います。通常、お薬を服用する治療法で、(1次除菌・2次除菌)と段階的に治療を進めます。

治療後のフォローアップ

除菌治療後は、「除菌成功の確認(判定検査)」までを丁寧にフォローいたします。その後の経過観察も責任を持って対応しますので、どうぞご安心ください。

ピロリ菌除菌で胃がんリスクを低減

ピロリ菌を除菌することによって、将来の胃がんリスクを大きく下げることが可能です。ご自身の健康を守るためにも、気になる症状がある方、ご心配な方は、早めの検査をおすすめいたします。